5月12日(土)は、市民団体の狭山遊糸会(さやまゆうしかい)の皆さんのご協力で、母の日の前日に「母の日*機織り講座」を開催しました。
参加は7名の方々で、機織りは初体験という方もいましたが、少人数だったので狭山遊糸会さんの手厚いサポートにより機織り機にもすぐに慣れ、好みの糸を選んで機織り体験を楽しみました。
そして個性的な作品が織り上がった後は、全員が自慢の作品をテーブルに持ち寄って茶話会タイム。お茶とお菓子をいただきアンケートを書きながら、機織り談義だけでなく様々話題で話に花が咲きました。
機織り機の準備は大変手間暇のかかる作業で、この講座の準備、そして今日の実施も含めてご尽力いただいた狭山遊糸会の皆さんに感謝です。また、故障した機織り機の修理をしてくださったりと様々な局面でご支援いただいているボランティアさんにも心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
●受講アンケートの感想(抜粋)
「なかなか体験できないことができたので楽しかったです」
「いつまでも織っていたいと思いました。縦糸の色、横糸の色でいろいろな出来上がりになり、また体験したいです。ありがとうございました」
「とても楽しく参加できました。作品も上手にできてよかったです。また参加したいです」
「初体験でした。糸(縦、横)によって全く違うデザインになることを知り、とても興味深い体験になりました」
★狭山遊糸会さんの広瀬斜子織(ひろせななこおり)復元の取り組み★
広瀬斜子織は明治時代に広瀬地区で盛んに生産され、宮内庁の御用品になるなど品質の良さが絶賛されていた最高級の絹織物です。しかし今では幻の絹織物といっても過言ではない状況になっています。現在、市民団体の狭山遊糸会の皆さんの手で、狭山市立博物館に所蔵されていた機織り機【※】の修理が完了し、途絶えてしまった広瀬斜子織を復元する取り組みが行われています。
【※】機織り機について
平成27年12月2日に狭山市立博物館から広瀬公民館に移設されました。機織り機は広瀬公民館1階の談話室に常設してありますので、来館された際にはぜひご覧ください。
★「広瀬斜子サロン」の定期開催のお知らせ★
広瀬公民館では、毎月、奇数月は第3金曜日、偶数月は第2日曜日に、それぞれ11時から15時まで「広瀬斜子サロン」を開催しています。
狭山遊糸会さんが広瀬斜子織の復元の取り組みなどをする中で、それを見学したり、お茶を飲みながらおしゃべりしたりといった自由サロンです。
斜子織に興味関心のある方、昔おうちで機織りをしていたという方、時間内であれば出入り自由ですので、どうぞ気軽に足をお運びください。