11/26★小学校と公民館の「学社融合」事業(授業)

11月26日(月)は、小学校(学校教育)と公民館(社会教育)の「学社融合」の取り組みとして、広瀬公民館の活動団体がゲストティーチャーをつとめ、広瀬小学校3年生児童とのふれあい授業を実施しました。当日の出席児童は3クラス85名、公民館の協力団体は4団体24名。授業は2時間で、クラスの児童をふたつに分けて、それぞれ3クラス合同授業を同じ内容で2回実施しました。

この授業の狙いは、公民館で活動する団体や人たちが、どのような活動をし、地域貢献しているのかを体験により学ぶとともに、その体験を通じて子ども達に「生きる力」の獲得の一助にしてもらうことです。

 

「学社融合」とは、学校教育と社会教育がそれぞれの役割を前提とした上で、学習や活動の場面で、両者の要素を部分的に重ね合わせながら、手を携え一体となって子どもたちの教育に取り組む試みです。広瀬地区では平成27・28年度に行われた「狭山市立教育センター調査・研究事業」の「学社融合研究委員会」で取り組みがスタートして以来、小学校の学びの場と公民館の人材資源の活用の場のリンクが「Win-Win」の関係で実現することが出来、当地区における学社融合の継続実施可能なひとつのスタンダードモデルとして確立している事業(授業)です。

 

この取り組みの公民館側の目的や意図は大きくは以下の3つで、このことを実現するために、協力団体の皆さんと打ち合わせを重ね、準備を進め本番に臨みました。

●子ども達に対するキャリア教育

キャリア教育の究極的な目的は、子ども達の「生きる力」を育むことで、こんなことが出来たという自分に自信が持てるようになること、自分を好きになること。そして公民館の活動団体がキャリア教育に関わることで、地域の大人とのふれあい、人としての生きざまに触れることが出来、自分たちも地域の一員なんだという気持ちが芽生えたり、その思いが強くなる。この授業を通じて、達成感や自己肯定感、そして自分達は地域の多くの人たちに見守られ育てられているということを、実感を通じて体験してもらう。

●公民館の学習成果の地域還元

公民館の究極的な目的は、地域を支え地域に貢献する人材を育成すること。この取り組みを通じて、このことを実現するとともに、協力団体の人たちは、児童との触れ合いの中で、子ども達から元気をもらい、自分達の活動が地域に役立っているという強い貢献感を得ることが出来る。また、団体活動を活性化し、地域貢献を意識した活動のさらなる促進につながる。

●学校と公民館のより緊密な協力信頼関係の醸成

上述の通り、広瀬地区における学社融合の継続実施可能なひとつのスタンダードモデルとして確立することが実現出来ている取り組みである。広瀬小学校と広瀬公民館は立地上も近い位置にあり、学校の授業や公民館の事業において今までも連携し合っている間柄であるが、より深く突っ込んだ授業の計画、準備、本番等の共同の取り組みを行うことにより、良好に築いてきた関係をますます強化、深化して行く。あわせて、児童と地域の大人との間で、挨拶を交わし合える関係の輪を広げる。

 

本番の授業は、以上のことを前提に実施したもので、広瀬小学校の体育館を会場として行いました。ゲストティーチャーの協力団体4団体とそれぞれの取り組みは以下の通りです(以下、成果発表順に紹介)。

●マジック・トトロ 【マジック】

2班に分かれ、各班がひもとクリップを使ったマジックを練習。成果発表会では2班がそれぞれマスターしたひもとクリップのマジックを実演披露。

●韓国語学習サークル・ケナリ 【韓国語学習】

各自が韓国語で自分の名前を習い清書しホワイトボードに掲示。成果発表会では韓国語で挨拶した後、「大きな栗の木の下で」を韓国語の振り付け入りで合唱。

●踏青俳句会 【俳句】

協力団体が用意した様々な自然物等の素材で冬の季語を理解した後に、季語を用いた俳句を作って清書しホワイトボードに掲示。成果発表会では一人一人自分が作った俳句作品を発表。

●青空の会 【ダンス】

全員で「サンタが街にやってくる」のダンスを練習。成果発表会では児童全員が色とりどりのキラキラ飾りを手首につけて、練習したダンスを披露。

 

児童は4つのグループに分かれてそれぞれの活動体験を行い、最後に成果発表会を実施しました。成果発表会は感動的なステージになり、発表をやり遂げた児童は、全員が会場全体から大きな拍手喝さいを浴びました。児童は授業全体を通じて協力団体の人たちとふれあいながら楽しく且つ真剣に各自の課題に取り組み、45分の授業時間の中で【あいさつ→学習内容の理解→練習→成果発表→感想発表】までやり切ることで、達成感や充実感を得ることができました。

 

公民館の立場で考えると、公民館で活動する地域の人たちが、非常に豊かな人間力や指導力を発揮し、学習成果を地域に還元することが出来た取り組みで、社会教育施設として大きな意義があったといえます。また、子どもたちの能力の高さに、協力団体さん全員が驚きと感動を覚え、成果発表会では、自分の孫を見守るように応援し、笑顔で大きな拍手をおくる姿が、とてもほほえましく印象的でした。最後のダンス発表では、曲の後半からは他の全ての児童や協力団体の皆さん、そして先生方も含めてその場を共有した多くの人たちがダンスに加わり、体育館全体が賑やかでかわいいダンス会場になりました。

 

公民館にとっては、この取り組みに協力いただいた4団体の皆さんが子どもたちと交流することにより笑顔と元気をもらい、豊かな時間を共有できたことは、とても大きな喜びです。3年生のお友だち、本当にお疲れ様でした。そして、本番の会場設営から後片付けも含め、この学社融合の取り組みに協力、貢献いただいた広瀬公民館の4団体の皆さん、広瀬小学校3年生3クラスの担任の先生方、誠にありがとうございました。

 

2IMG_3452.jpg   2IMG_3518.jpg   2IMG_3519.jpg


2IMG_3475.jpg   2IMG_3531.jpg   2IMG_3483.jpg


2IMG_3540.jpg   2IMG_3524.jpg   2IMG_3472.jpg


2IMG_3488.jpg   2IMG_3494.jpg   2IMG_3534.jpg


2IMG_3501.jpg   2IMG_3503.jpg   2IMG_3562.jpg


2IMG_3509.jpg   2IMG_3570.jpg   2IMG_3574.jpg

  

※公民館における活動や学習成果の地域への還元、教育機関との融合・連携は、公民館(=社会教育施設)が果たすべき重要な役割でありテーマです。広瀬公民館は、今後も常に人材の発掘と活用、そして地域課題の把握に努め、人と人をつなぐ調整力とあわせて地域課題の解決力をより高めていく努力を行います。そして、このテーマに向き合い取り組むことで、これからより一層、学校を核とした地域づくりに寄与して行きたいと考えています。

 

メニューバナー"

<   2018年11月   >
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30